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「環境」で強い会社をつくる

「環境」で強い会社をつくる

資本主義最後のキーワード「環境」

著者名
立山 裕二
ジャンル
人文/社会
発行年月
2001年1月
サイズ
四六判
頁数
0P
ISBN
4-89346-697-6
税込価格
1,650円(本体 1,500円)

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内容紹介

次々と打ち出される環境対策法。

それに対して、企業はいったいどう向かうべきか?

ISO、リサイクル法、環境税の導入など、次々に打ち出される環境対策。

それに対して、企業はいったいどうすればいいのか。

本書では、これまで不可能と考えられていた、地球環境問題と経営の両立に真っ向から挑む。

これからの時代は、環境への取り組み方によって生き残りを賭けた企業淘汰が起こることは間違いない。

したがって、強い会社として生き残るためにも「環境」をキーワードとした資本主義の行方を知ることは最重要事項の一つと言えよう。

「企業は不況で倒産するのではない。時代に合わなくなったとき、倒産するのだ」

目次

はじめに 【本書を読むにあたって】

   

第1章

これからの経営に迫られる選択 新しい時代に必要な価値観

事例1 低価格化に伴う単価引き下げ要求

事例2 出荷直前の商品に環境ホルモンの疑い

事例3 お客様や地域住民から苦情が殺到!

事例4 自社で開発した製品が今後「有害物質」になる可能性

コラム:倫理(宗教心)なき自由の結末

第2章

現状から先を見通す 現在の経営は永続可能か?

計画的陳腐化戦略の今後

競争か共存か──『地球満足経営』の必要性

グリーンコンシューマーの台頭

「地球満足志向」で本当に儲かるのか?

わがまま集団は事実を知らないだけ

中小企業は消費者共育で成長できる

非常に高いグリーンコンシューマーの凝集度

消費者の価値観の転換というリスク

ベストセラーに見る変化の兆し

儲けの本質は人儲け

資本主義社会崩壊後のチャンス

コラム:成功者の経営哲学

   

第3章

チャンスを見出す まったく異なる2つの利益

3種類の環境ビジネス

環境ビジネスの前途は有望

環境経営、利益と強い相関

環境経営度調査のその後

環境問題に取り組むメリット

経費節減効果

新商品、新サービス(創造性)開発効果

株式会社タクミナ

株式会社クレアン

株式会社新藤

株式会社ホワイトマックス

株式会社フジ・データ・システム

新日本警備株式会社

信用アップ効果

従業員の使命感と社会貢献意識の醸成効果

新しい酒は新しい革袋に盛れ

環境ビジネスの発展のカギは林業

林業が復活する?

大都市の臨海部に大規模な森林を

ヒートアイランド現象の低減

環境ビジネスで考慮すべき「過去から学ぶ3つの可能性」

コラム:現在の不況は教育不況──本物の社員教育とは?

   

第4章

新しい動きを知る 本物商品はクチコミで広がる

グリーン調達

滋賀県

東京都

グリーン購入ネットワーク

エコ商品

グリーン購入法

企業の「グリーン調達」

日本電気(NEC)

松下電器グループ

トヨタ自動車

日産自動車

日立製作所

キヤノン

大手スーパー各社

コラム:プラスチックが環境に悪いのは分解しないから?

   

第5章

常識を打ち破る GNPとGDP

環境破壊はGDPを増加させる

病気を撲滅するとGDPが減る

グリーンGDPとは?

環境会計の導入

環境保全にかけた費用を所得税・法人税から控除へ

環境会計を単年度で見てはならない

投資信託「エコファンド」が続々発売

環境税について

各国の環境税

すでに地方環境税の導入が検討されている

炭素税

大口需要税について

世界で2枚しかない絵の話

残り少なくなってきた資源

資源と地球の有限性を無視した消費の拡大

コラム:真の環境先進国を目指して

コラム:割り箸は熱帯林を破壊するか?(AかBかの議論を超えて)

   

第6章

ISO14000シリーズ ISO14000シリーズとはなにか?

ISO14000シリーズの構成

環境マネジメントシステム

環境監査

環境ラベル(エコラベル)

環境パフォーマンス評価

ライフサイクル・アセスメント(LCA)

ISO14000のメリット

ISO14000のデメリット

ISO14000導入の前に

なによりも大切な使命感

コラム:情報開示とPRTR

   

第7章

ゼロエミッションへの道

ゼロエミッション構想

わが国のゼロエミッション

エコファクトリー

秋田日本電気

ゼロエミッション工業団地

国母工業団地

エコタウン事業

神奈川県川崎市

神奈川県藤沢市

広島市

ゼロエミッションの前提

企業の連携も効果的

コラム:リサイクルについて考える

   

巻末資料 環境にやさしい経営をしていますか?

著者紹介

1956年大阪市生まれ。関西大学工学部化学工学科卒業。

ココロジー経営研究所代表。

中小企業診断士、環境・メンタルアドバイザー、

兵庫県地球温暖化防止(広域)活動推進員、

(財)ひょうご環境創造協会環境アドバイザー。

環境アドバイザーとしてコンサルティング、講演を行う。

著書に『あなたの成長が地球環境を変える!』(総合法令出版)などがある。

著者ホームページ

編集者より

立山裕二先生が弊社から『だれも教えなかった環境問題』を出されてから、

はや2年。その間、書きためられたものを、満を持して出版したのが本書です。

折しも、この本の制作途中に、

東京都議会が、ディーゼル車排ガス規制条例を可決しました。

時代のキーワードは確実に「環境」だな、ということを

本書から感じ取っていただけたらと思います。

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