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台湾論と日本論
日本に来たら見えてきた「台湾と日本」のこと
- 著者名
- 謝雅梅
- ジャンル
- 政治/国際
- 発行年月
- 2001年4月
- サイズ
- 四六判
- 頁数
- 0P
- ISBN
- 4-89346-706-9
- 税込価格
- 1,540円(本体 1,400円)
在庫状況:△
内容紹介
台湾を見つめ、日本を知った。
台湾新世代による大好評エッセイの第3弾。
前作では台湾人の「親日感情」の本質をひも解いて反響を得たが、今回は「対日感情」をさらに多角的に分析し、台湾の最新事情とあわせて紹介する。
李登輝前総統から突然電話がかかってきてびっくりした、というエピソードも綴られている。
また本書の見所のひとつは、マンガ家小林よしのり氏との対談が収められていること。
著者は、先立って小林氏が『新ゴーマニズム宣言SPECIAL台湾論』の執筆にあたり、台湾取材を行った際に現地ガイドを務めており、旅の裏話や後日談が満載だ。
著者は、日本から台湾を見つめたことで初めて母国の姿を知ったという。
日本人読者は彼女の描く台湾を見つめることで、台湾の姿を知るだろう。
目次
プロローグ
第1章 台湾人の「対日観」と日本人の「対台観」
年配者からの手紙
台湾人のおじいさん ―― 磯村生得さん
日本人のおじいさん ―― 篠原正巳さん
私の「日本好き」の原点
父の思い出
母の思い出
台湾人の「対日感情」をどう読むか
日本人は、台湾人の「親日」を信じたくない?
台湾を知る五段階
日本植民地時代をどう思いますか
台湾人の対日感情のとらえ方
日本人に通じる台湾人の性格
日本の「親台派」と「親中派」
日本人の複雑な「親台感情」
日本政界の「親台派」「親中派」
台湾人と日本人の愛国心
「親台派」の高齢化
第2章 台湾人の心、日本人の心
台湾人の日本語、日本人の台湾国語
日本語は世界でいちばん美しい言語
日本語の思い出
台湾人の日本語
日本語は人をやさしくする
日本人の台湾国語
台湾の北京語(台湾国語)、中国の北京語
台湾人の面子思考、日本人の責任思考
政官のスキャンダル
辞任する日本人、辞任しない日本人
台湾人らしい日本人
台湾の「乾杯」は日本の「一気」
日本人らしい私
自殺でみる台湾人と日本人
自殺と特攻隊精神
台湾人は情に弱い
伝統と流行の間に揺れる台湾の伝統芸能
アイドルが引き起こした大騒動
根強いファンを持つ「布袋戯」
伝統軽視の裏にある政府政策の影響
増殖する「哈日族」たち
「ハローキティ」のつぎは「ピカチュウ」
日本のアニメやマンガが台湾で大人気
台湾の課題は「オリジナル」づくり
「雨夜花」と台湾人と日本人
インド料理屋で台湾の曲が
台湾、日本で愛唱されてきた「雨夜花」
村上春樹と台湾の読者
村上春樹は台湾でも大人気
『遇見100%的村上春樹』
『遠い太鼓』と私
第3章 台湾はどこへゆく
静かなる革命 ――李登輝が台湾にもたらしたもの
李登輝前総統からの電話
李登輝さんの訪日問題の真相は?
静かなる台湾革命
李登輝さんの功績
李登輝は台湾のゴルバチョフなのか
陳水扁新総統誕生の意味するもの
陳水扁新総統の誕生
本省人が劣等感を克服した
アメリカ人も驚く台湾人の選挙熱
台湾の選挙キャンペーン
なぜ日本人は政治に無関心なのか
台湾は民主主義に初恋中?
再会を喜ぶ南北朝鮮、仮面夫婦の中国・台湾
南北会談実現に思うこと
「韓国・北朝鮮」関係と「台湾・中国」関係の違い
情緒的な南北朝鮮、実利的な中台関係
それぞれの台湾熱、大陸熱
大陸での台湾熱
台湾の最後の春?
大陸での台湾ブーム、台湾での日本ブーム
第4章 『新ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論』 取材同行記
小林よしのりさんとの出会い
小林よしのりさんに会いにゆく
台湾取材のガイド役に
台湾取材同行記
そごう台北店は大繁盛
台湾の恥は隠してしまう私
「桃園県忠烈祠」での出会いの真相は?
(追記)台湾版『台湾論』論争に巻き込まれた小林先生
第5章 特別対談
小林よしのり×謝雅梅
あとがき
参考文献
著者紹介
拓殖大学大学院商学研究科修士過程終了後、
出版社勤務を経て、現在産能短期大学講師、
エッセイストとして活躍。
著書に『台湾人と日本人』 『日本に恋した台湾人』、
『台湾は今日も日本晴れ!』
(いずれも総合法令出版)がある。