「ウォール・ストリート・ジャーナル」や「バロンズ」を発行する世界最大の通信社に投資を学ぶ

ニューヨーク証券取引所の動きを表す指数である、「ＮＹダウ平均株価」を算出している、世界最大級の通信社―――ダウ・ジョーンズ社のディレクターが、日本の投資家のために初めて書き下ろした「投資必勝法」。

日経平均株価においては2003年には2万2000円、2005年には2万8000円、そして2010年には4万円台の高値をつける！

その根拠とは？

相場に絶対勝つために必要な知識やテクニックを余すことなく伝授する。巻末には投資に必須の金融数学を掲載。

はじめに

＜解説＞ダウ・ジョーンズについて

　ダウ・ジョーンズの歴史

　ダウ・ジョーンズ・工業株価平均とは……

　平均株価の算出方法について

　銘柄の採用基準は？

　ダウ・ジョーンズの新たな事業展開

　ダウ・ジョーンズ・ニューワイヤーズの挑戦

＜プロローグ＞ 工藤流、相場で勝つ７ヵ条

　千載一遇のチャンスがやってきた！

　投資対象は株、社債（ワラント系）、為替連動商品しかない！

第１章　経済予測――これだけ知れば千人力

　ＧＤＰが持つ、相場必勝の可能性

　為替相場、トレンドはドル高

　不良債権処理は劇薬の投与しかない

　日本復活、秘策は円高にあり！？

　日銀が落城する日――金融政策の大転換

　市場活性化は焦眉の急務

第２章　ディーラーに学ぶ”勝つ極意 ”

　勝つディーラーは麻雀が強い

　４分の理論と６分の実戦

　大事なのは”自分流 ”の確立

　頭をいつもフレキシブルに

　いつもシナリオを持って相場に入る

第３章　間接金融から直接金融へ

　インベストからファイナンスへ、あなたのマネーが国家を救う

　社債発行の仕組み

　ペイオフ解禁に向けて、銀行も選択の時代

第４章　企業を徹底分析するこのやり方

　個人投資家のためのＩＲ

　企業の財務戦略、企業価値を裸にする

　この新指標でリスクは避けられる

第５章　逆張りなくして儲けなし

　株価尺度が示すもの

　「逆張り」は相場の生命

　ジタバタしない忍耐心――波乗り上手は的中率８割

第６章　金融商品、狙い目はこれだ！

　タネ銭づくりはハイリスク・ハイリターン商品で

　外債、外貨預金、投資信託は資産運用型

　資産防衛のための分散投資

第７章　注目業種に集中する積極姿勢

　バイオテクノロジー

　ＳＮＰとゲノム創薬、ＳＮＰとオーダーメード医療

　ハイ・テクノロジー

　注目はやはりエネルギー市場

おわりに

＜付録＞　金融数学

参考文献

工藤 富夫（くどう・とみお）

ダウ・ジョーンズ・ニューワイヤーズ・ディレクター。

1950年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。

78年からシティバンク、モルガン・ギャランティなどの外資系金融機関でチーフ・トレーダーとしてディーリング・サイドを経験。84年渡米、88年、フジテレビのニュース番組「デイト・ライン」でＮＹ金融市場をレポート。その後住信ロンドン現法、Ｓ＆Ｐ　ＭＭＳを経て現在に至る。