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スラムダンク孫子
- 著者名
- 遠越段
- ジャンル
- ビジネス自己啓発
- 発行年月
- 2010年10月
- サイズ
- 四六判
- 頁数
- 312P
- ISBN
- 978-4-86280-223-1
- 税込価格
- 1,540円(本体 1,400円)
内容紹介
『スラムダンク』で学べば、「孫子の兵法」が面白く、手に取るようにわかる!
孫子は、「戦いと競争においてどうすれば勝てるのか、勝利のために必要なことは何なのか」のほとんどすべてを教えてくれるものであるが、約二千五百年前に書かれた古典であり、古代中国における国と国との戦争を前提としているため、今の日本人にとって「具体的にどういうことなのか、どうすればよいのか」が、少しわかりにくいところがある。
そこで、人生における戦いのほとんどの状況(ケース)が用意されており、孫子を学ぶための最高のケーススタディそして参考テキストとなる『スラムダンク』を通して孫子を読むことによって、現代日本人にとって、真の孫子の教えの理解と実践への生かし方がわかるようになるのだ。
孫子の全文を『スラムダンク』の名言と対比させながら、丁寧でわかりやすい現代日本語訳もつけて徹底解説!
目次
計篇第一
戦争は必ず勝たなくてはいけない。勝てない戦争はしない 有利な状況を見定めて臨機応変の処置(勢い)で勝つ 他
作戦篇第二
戦争を長引かせてよいことは何もない 戦争には莫大な費用がかかることを忘れてはいけない 他
謀攻篇第三
戦わないで敵に屈服させるのが最高の勝ち方である よい勝ち方は謀略、外交、戦闘、城攻めの順である 他
形篇第四
まずは守りをしっかりと固めるようにする 真の名将は、世間の評価ではわからない 他
勢篇第五
味方の強いところ(実)をもってして、敵の弱いところを撃つ 正攻法と敵の思いもよらない奇法の組み合わせで勝つ 他
虚実篇第六
戦いの主導権を握る 敵にこちらの動きを読ませない 他
軍争篇第七
遅れて出発しても有利な体勢をつくれる者こそ戦いに勝つ者である(迂(う)直(ちょく)の計(けい)) 風林火山のような動きができる軍をつくる 他
九変篇第八
物事には必ず利益と害の二面性が必ずある(勝利の中に敗因があり、敗北の中に勝因がある)将軍は自らの心と行動をよくコントロールしなくてはいけない 他
行軍篇第九
有利な地点に立ち、敵の弱みを攻撃する 兵士を大切にし、健康に留意しなくてはいけない 他
地形篇第十
地形に応じた戦い方をうまく対応する 軍隊を強くするも弱くするも、勝つか負けるかも、すべて将軍の責任である 他
九地篇第十一
戦いでは、力だけでなく知恵をつかって敵の力を分断させるようにする 大敵に対しては奇襲をうまく活用する 他
火攻篇第十二
火攻めは聡明なる知恵による。怒りや憤激で戦争してはいけない 用間篇第十三諜報活動、情報収集と分析力が戦争の行方を大きく左右する
著者紹介
東京生まれ。早稲田大学法学部卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。
1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。
著書に『スラムダンク武士道』『スラムダンク論語』(総合法令出版)がある。