教材や学習方法の乱立に惑わされるな。ビジネスパーソンとしての自分に最適な学習法で臨め！

　今や空前の英語ブーム。グローバル化の時代に後れを取るまいと個人や企業の英語学習に取り組む姿勢はかつてないほど強まっている。書店には出版各社から毎月多くのテキストが発行され、英会話スクール間の競争も激化、さらにはスマホのアプリなど新しい形態の学習方法も誕生し、まさに英語学習市場は一大産業となった感がある。

　しかし、その一方でビジネスパーソンにかけられる負荷もかつてなく重くなっている。多忙な日常業務に加え、英会話力、TOEICのスコアを伸ばすことを求められている。そのような多忙なビジネスパーソンにとって市場に氾濫する英語学習教材はかえって混乱を招いているのではないか。

　本書は忙しいビジネスパーソンが今英語を学ぶことの意義を再度定義した上で、限られた時間を最大限有効活用して本当にビジネスで求められる英語力を身に着ける方法をアドバイスするもの。自らスキ間時間を活用して実践的なビジネス英語を取得し、現在は企業の英語研修講師を長年にわたって務めている著者ならではの、地に足の着いたアドバイスは迷えるビジネスパーソンに説得力もって伝わるだろう。

第１章　今改めて考えたい、ビジネスパーソンが英語を学ぶ意義

第２章　TOEIC300点でも世界で戦える英語勉強法・総論編

第３章　TOEIC300点でも世界で戦える英語勉強法・テクニック編

第４章　英語メディアを使ってビジネスに役立てる情報収集法

第５章　世界に発信する道具としての英語を鍛える

安達　洋（あだち・ひろし）

1964年生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。通勤時間などの細切れ時間を使いながら独学で英語を習得し、留学経験ゼロから外資系医療機器商社への転職に成功する。プロダクトマネジャーなどを務めた後、コロンビア大学大学院へ進学し、修士課程（英語教授法）を修了。現在は企業研修講師集団ラーナーズジムを主宰し、「企業研修業界のカリスマ講師」として東証一部上場企業をはじめとする多くの企業の社員向け英語教育に従事。各方面の「異端児的存在」との遭遇を重ねながら、異文化間コミュニケーション、ロジカルシンキング、知財戦略、現地語戦略など、企業が必要とするグローバルスキルを広く扱う講師集団に拡大中。

著書に『日産を甦らせた英語』（光文社）、『これならできるTOEICテスト！目標350点』（明日香出版社）、『英語を日本語で学ぶ本』（PHP研究所）、『１日５分ビジネス英語トレーニング』『１日５分ビジネス英単語トレーニング』『スティーブ・ジョブズから学ぶ実践英語トレーニング』（以上、総合法令出版）など多数。

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