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平常心の心得

平常心の心得

著者名
枡野俊明
ジャンル
人文/社会
発行年月
2018年12月
サイズ
四六判
頁数
208P
ISBN
978-4-86280-652-9
税込価格
1,430円(本体 1,300円)

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内容紹介

感情に振り回されない心のつくり方

毎日を穏やかにする42の禅語

仏教の一派である禅宗の僧侶(禅僧)が、その教えを語りつぐ中で生まれた言葉「禅語」。

本書は、千をこえる禅語の中から、42つを厳選。

・悲しくて悲しくて、もう一歩も動けない!

・心の余裕がなくって、なにから手を付ければいいかわからない!

・イライラして、イライラして、落ち着いて振る舞えない

・焦って、空回りばかりしてしまう……

そんな、日々のうまくいかないことや、悲しいことがあったとき、しんどくてどうしようもないときに、

どうしたらいいのかを教えてくれる禅語を紹介します。

「どんな状況になっても、落ち着いて、本来の自分に立ち戻るしなやかな心、

すなわち、平常心(びょうじょうしん)を取り戻すために、

この状態をどうとらえればよいか、 そして具体的になにをすればよいかをお伝えします。

悲しみ、悩み、嘆き、苦しみというものは、人生必ず、ついて回るもので、

人間は、感情からは逃れられません。

しかし、ネガティブな感情に、振り回されると、よけい事態や気持ちが悪い方へ悪いほうへと転んでしまいます。

そこで大切なのは、ネガティブな感情が生まれたときに、どうそれらと関わるのかです。

そのコツが、禅にあります。

悲しいときは、とことん悲しみきる、そうすれば、自然と気持ちが前を向いてきます、

など、どう感情を整えるか、そして行動を起こしていくが紹介されています。

実践をつうじて、禅的な、ものごとの受け止め方を体得し、

なにがおきても、しなやかに、平常心に立ち戻り、

幸せの土台となる心を築いていくためのヒントが詰まった一冊です。

目次

はじめに

◆第1章「悲しさ」から脱する

両忘

一行三昧

非思量

柳緑花紅

本来空寂

夏炉冬扇

[コラム]悲しみにひたりきれば、必ず出口が見える

◆第2章「一杯一杯」から脱する

八風吹不動天辺月

行住坐臥

脚下照顧

時時勤払拭

莫妄想

任運自在

[コラム]全体を把握しながら、眼前のことをやる

◆第3章「寂しさ」から脱する

知足

感應道交

把手共行

安閑無事

本来無一物

白雲自在

[コラム]寂しいときは、自分を磨けるとき

◆第4章「怒り」から脱する

放下着

平常心是道

露堂々

無心風来吹

前後際断

忘筌

[コラム]先入観があると、なんでもないことにも腹が立つ

◆第5章「やる気がでない」から脱する

人人悉道器

歳月不待人

巖谷栽松

他不是吾

人間到処有青山

生死事大無常迅速

[コラム]やることを楽しむ発想なら、なににでも打ち込める

◆第6章「落胆」から脱する

日々是好日

而今

三級波高魚化龍

少水常流如穿石

風来自開門

喜色動乾坤

[コラム]失敗はスキルアップの好機。そのことに気づく

◆第7章「焦り」から脱する

結果自然成

心清意自閑

水到渠成

喫茶去

無念無想

大道通長安

[コラム]焦っているときは腹を括る。それが能力向上につながる

おわりに

著者紹介

1953 年、神奈川県横浜市生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動で国内外から高い評価を獲得。2005 年にカナダ政府よりカナダ総督褒章、2006 年にドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。主な著書に『禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本』(幻冬舎)『怒らない 禅の作法』(河出書房新社)『心配事の9割は起こらない』(三笠書房)『寂しさや不安を癒す 人生のくすり箱』(KADOKAWA/中経出版)他多数。

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