もったいない一言を、洗練された大人の言い方に磨き上げる！

言葉遣いは、印象を大きく左右します。
ビジネスシーンをはじめ、冠婚葬祭や、日常的な人付き合いの場面などで、きちんとした言葉を使いたいと考えている人は多いことでしょう。しかし、自分では気をつけているつもりでも、知らずのうちに間違った言葉を使っていたり、悪気なく失礼な言い方をしていたりする人がいます。こうした話し方のせいで印象が下がり、仕事や人間関係で損してしまうのはもったいないことです。

本書では、普段何気なく使っている言葉に潜む、もったいない言い方を取り上げました。具体的なフレーズを添削し、より洗練された言い換え表現を紹介しています。覚えた言い換えフレーズを実際に使ってみたり、不安な言葉遣いがあったら解説に戻って確認したり。本書を使ってこうした往復を繰り返すことで、大人の表現力を鍛えられます。

メールやビデオ通話、SNSや動画配信など、オンラインでのコミュニケーションや個人の発信が増えている今の時代こそ、言葉を磨くことは強力な武器になります。あなたの印象を大きく向上させてくれる、大人の言い方を身に付けましょう。

第1章　心がこもっていない挨拶
第2章　感謝が伝わらないお礼
第3章　許してもらえない謝罪
第4章　失礼に聞こえる依頼
第5章　嫌な気持ちにさせるお断りや注意
第6章　気持ちが伝わらない称賛や感想
第7章　うっかり使ってしまうおかしな敬語
第8章　イラっとさせる若者言葉やカタカナ語
第9章　硬過ぎる過剰敬語やお役所言葉
第10章　慣用句・ことわざ・四字熟語の勘違い

付録
ありがちな文法ミスをチェック
漢字の読み間違いをチェック
失礼なビジネスメールをチェック

吉田 裕子
国語講師。大学受験Gnoble（グノーブル）で現代文・古文・漢文を指導。また、企業研修やカルチャースクールなどで、言葉遣いや文章術、古典入門講座などを多数担当する。NHK「知恵泉」「ニューベンゼミ」など、各種メディアでも発信を続けている。著書に『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』（かんき出版）『たった一言で印象が変わる大人の日本語100』（筑摩書房）などがある。東京大学教養学部・慶應義塾大学文学部卒業。放送大学大学院修了。