必ず業績が上がる！　アメリカの実践的最新人材マネジメント

アメリカでは、組織としてチーム制をとる企業が多いが、その長である中間管理職のチーム・リーダーが、いかにリーダーシップを発揮して、部下であるチーム・メンバーを動かし、業績を向上させたらよいかを説く。

好評の「世界一わかりやすい」シリーズの一冊として、最新の内容をわかりやすく、実践的に解説している。

日本の人事管理制度が流動化する中で、この最新のマネジメントは日本の管理職にも非常に参考になるはずだ。

一目でわかる目次

パート１　人を自由に使えなくとも、リーダーになりたいですか

　第１章　過去の管理手法は通じない

　第２章　すべては昔のボスから教わった。でも……

　第３章　どこに向かって、どうそこに至るかを知らねばならない

　第４章　リーダーらしくコミュニケーションをとる

　第５章　実際に書いてみよう

　第６章　心を開いて傾聴する

　第７章　あなた1人ですべてはできない

パート２　指導者としてリーダーはどうあるべきか

　第８章　チームの能力を開発する

　第９章　トレーニング手段と技術

　第１０章　訓練は続く

パート３　チーム・メンバーを選ぶ

　第１１章　現実的な職務明細書を作成する

　第１２章　チームの新メンバーを選ぶ

　第１３章　採用の決定

パート４　最高の業績に向け、チームを動機付ける

　第１４章　人を動かす

　第１５章　金銭ですべてを動かせるか

　第１６章　「表彰」して「褒める」

　第１７章　部下を動かし続ける方法

　第１８章　権限委譲

パート５　業務上の問題への対処法

　第１９章　業績評価

　第２０章　問題のある従業員に対処する

　第２１章　管理者とカウンセリング

　第２２章　変貌する職場形態

パート６　規律を守る

　第２３章　甘やかすと部下をだめにする

　第２４章　解雇

　第２５章　離職、レイオフ、人員削減

訳者あとがき

【著者】

アーサー・R・ペル（Arthur R.Pell）

マネジメント、キャリア・プランニング、人間関係について

40冊以上の著書があり、人材マネジメントの講師としてアメリカで広く知られている。人事部門の管理者としてそのキャリアをスタートし、ニューヨーク大学、ニューヨーク市立大学、セント・ジョンズ大学で教鞭をとってきた。博士号をもちながら、その著作は平易で、多くの読者をもつ。

【訳者】

青柳 孝直（あおやぎ・たかなお）

国際金融アナリスト。富山県出身。早稲田大学法学部卒業。邦銀・外資系金融機関の現場担当者として四分の一世紀を超えるキャリアを持つ。

著書に『日本国倒産』、『新版 ギャン理論』、『２００９年世界バブル大崩壊』、訳書に『新版ソロスの錬金術』などがある。

管理職、とくに中間管理職は、

決して楽なポストではありません。私自身、それは強く感じます。

はじめてそうしたポストに就くとき、大きな会社では研修があるのでしょうが、

中小企業の場合、前任者からの引き継ぎ程度で終わってしまい、

とまどうこともあるでしょう。

企業の規模にかかわりなく、本書は初めてそうした職に就く人、

就いた後になやんでいる人に、助けとなるでしょう。

タイトルは「人材マネジメント」とむずかしそうですが、

「管理職心得」のようなところもあり、

極めて実践的で、すぐに役立つと思います。