営業マンを増やさずに、今いる社員・今ある商品で売上を倍増する！

　あらゆる企業にとって、売上を伸ばすことは存続するために必要不可欠である。しかし、経営資源に限りがある中小企業にとって、安易に営業マンを増やすことはかえって業績悪化につながりかねないと著者は主張する。

　本書は、法人営業の仕組み作りに定評のある著者が、「今いる社員・今ある商品」を最大限に活用して、企業内に眠っている〈埋蔵金〉を掘り起こし、売上を倍増させるための具体的にノウハウを提供するもの。

　本書で紹介されている事例は、すべて著者自身が手掛けたコンサル成功事例に基づく、リアリティのあるものばかりである。業績不振・停滞、将来に悩む経営者はもちろん、営業部長・営業管理職にも役立つ内容が満載。

序章　「全員営業」こそが、中小企業にとって最強・最善の営業戦略

第１章「全員営業」５つのノウハウその１「まず、視点を変えろ！」

第２章「全員営業」５つのノウハウその２「余計を増やすな、余力を生み出せ！」　

第３章「全員営業」５つのノウハウその３「人に頼るな、仕組みで儲けろ」

第４章「全員営業」５つのノウハウその４「売上を目指すな、縄張りを増やせ」

第５章「全員営業」５つのノウハウその５「金で釣るな、心をつかめ」

辻 伸一（つじ・しんいち）

すべての社員を営業戦力化することにより、会社の営業力を最大化する「全員営業コンサルティング」を、日本で初めて体系化したコンサルタント。営業戦略と現場の革新および世代継承時の競争力維持に向けた指南役として、いま最も注目を集める人物。

1967年生。徳島県出身。同志社大学卒業後、三井銀行（現三井住友銀行）に入行。その後、旅行大手のH.I.S.（エイチ・アイ・エス）に転職し、法人営業部の立上げに参画するなど、営業実績西日本ナンバー１のスタッフとして活躍。コンサルティング会社を経て、2005年辻経営有限会社を設立し、現在に至る。経営者が抱える葛藤と、現場が直面している実態の双方を熟知し、その両立を図る指導のやり方は、特にオーナー経営者からの支持が厚い。

これまで延べ20年間の指導歴（コンサルティング会社在籍時含む）における成功確率は95％以上にも及ぶ。特に、「創業10年、売上20億、社員30人」以上の全条件を満たした会社への直接指導における１年以内の業績アップ率は、年商換算で20～50％に上るなど、眠れる潜在営業力の掘り起こしにより、事業経営そのものを、確実に一段階、引き上げる手腕は傑出している。

コンサルティング実施上、会社が真に目指すべきは、「大儲けより、長儲け®」を信条としている（※長儲けは、辻経営有限会社の登録商標）。

http://www.tsujikeiei.jp/